今日のテーマはビルドアップです。
このブログでは何度もビルドアップの流れなどを解説してきました。
例えば「ポゼッションが上手くいくパスの回し方」など。まだ読んでない方は是非。
ところで、ビルドアップはなぜ大切なのでしょうか?
ここではビルドアップを「DF,MF,FWの流れでパスやドリブルを駆使しながらボールとともに前進すること」と定義し、僕がなぜそこまでビルドアップを重視するのか解説したいと思います。
まず、サッカーに攻撃時はワイドに、守備時はコンパクトにという考え方があります。
ウイイレでもこれは同じです。
攻撃時はワイドにポジショニングすることでピッチを大きく使ったに使った攻撃が可能になります。
逆に守備時は縦横にできるだけコンパクトにまとまったほうが、スペースを消せて守りやすいです。このことはコンパクトネスが高い監督が流行していることからも分かると思います。
今から書くことは当たり前のことです。
ビルドアップを行うことで、DFラインが押し上げられます。
相手からボールを奪ってすぐ前線にボールを預けても、MF以下の選手はまだ上がりきっておらず、全体が間延びしてしまいます。
これでは周りのサポートが少なく、厚みのある攻撃ができずボールを奪われてしまう可能性が高くなります。
いくらメインの戦術がカウンターだったとしても、これでは互いにロングカウンターの打ち合いになってしまい、美しさがありません。
一方ビルドアップをしっかり行うと、縦のコンパクトさを保ったまま攻撃できます。
これによりまず、人数をかけた厚みのある攻撃が可能になります。
そしてもう1つの利点はボールを奪われた後、プレスがしやすいことです。
最初に書いたように攻撃はワイドに、守備はコンパクトにの考えに則るとボールを奪われた直後の守備は縦にコンパクトなほうがやりやすいに決まってます。
プレスが上手くいけば、当然相手ゴールまでの距離は近いので大きなチャンスになりえます。
いわゆるショートカウンターです。
つまり、ビルドアップはポゼッションで必要な考え方だと思いがちですが、カウンターでも同じくらい重要な考え方ということになります。
今回はビルドアップの重要性について解説しました。
現在のウイイレは4312で中央を素早く攻めるカウンター戦術が多い気がしますが、早く攻めることに気を取られすぎて中盤省略サッカーになりがちです。
守る側からすると中盤省略サッカーは全く怖くありません。プレスもかけやすいし。
手っ取り早く点を取るためには、急がば回れということで、しっかりビルドアップするのも1つの手であり戦術だと思います。
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