この記事ではクライフの現役、監督時代軽くを振り返りつつ、クライフが監督時代に着手したフォーメーション(クライフ式343)の紹介や、それをウイイレで可能にする監督も紹介します。
人選解説は別の記事で。
選手としても監督としても常に天才だったクライフ。
まずは彼の現役時代から。
現役時代のクライフを語るためには多くを書く必要があると思いますが、ここでは1974年西ドイツワールドカップを取り上げます。
当時オランダ代表のキャプテンだったクライフ。そのサッカーは世界に衝撃を与えます。
まず前線からのプレス。当時は革新的な守備戦術でした。
そして全員が流動的に動く抜群の攻撃力。
この大会でのオランダ代表はトータルフットボール(全員攻撃全員守備)の代名詞と言われています。
決勝で西ドイツに敗れたもののそのインパクトはすさまじく、未だに語り継がれるチームです。
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次に本題の監督時代について。
クライフは中盤がダイヤモンド型の343による超攻撃的サッカーを目指しました。
この形はフィールド全体で多くの三角形を作れるのが特徴です。
その分守備の難易度は跳ね上がります。
クライフは「1-0で勝つより3-2で勝つほうが良い」という考えだったようです。
この超攻撃的スタイルがクライフの特徴の1つです。
次のクライフの取り組みとして、当時ほとんど絶滅していたWGというポジションを復活させました。
当時サイド攻撃を担っていたのはWBやサイドハーフ。これらは守備に参加し大きく上下動するWGです。
クライフが復活させたのは古典的なWG。つまり前線のサイドに大きく張り出すプレーヤーです。
これにより組み立ての段階からWGを使うことができます。中央とサイドでは当然サイドのほうがボールを取られにくいので、ポゼッションしやすくなります。
ウイイレでこれらのクライフの戦術を再現できる可能性のある監督が1人います。
それがこのラポルタ監督。現実で言うとビエルサ監督です。現在はフォーメーションが変わってしまっています。
このビエルサ監督、戦術マニアとして知られエル・ロコ(狂人)という異名があるほどです。
ビエルサはクライフがいたころのオランダ代表に惚れこんでいたとのこと。いろいろとつながりを感じます。
このラポルタ(ビエルサ)の人選解説は明日記事にします。
今回はクライフの現役時代、監督時代のことを振り返りました。
クライフ式343はロマンあって楽しいので人選解説記事もお楽しみに。
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