今回はややマニアックな内容です。433や4213の3トップのハイプレスに対して3バックでどうビルドアップするかを考えます。
今回は3241のガスペリーニを使いますが、3232や3142でも似たようなことができると思います。
赤の矢印は人の動き、青の矢印はボールの動きを表します。
まず左の画像。CBでボールを持つと3人のCBに対して相手FW3人でプレスをかける形になります。こちらのDMFはプレーメーカーを起用しているのでボールを受けに来る動きをするため、2DMFと3CBで5対3の数的優位を作れます(赤で囲った範囲)。よって5人でパスを回すことで、2DMFのどちらかが前を向いてボールを持つ状況を簡単に作れます。
次に右の画像。図のようなポジショニングを取ったとすると、OMFへのパスコースは切られていますが、RMFにパスを通せます。
2枚目左の画像。もし相手CMFがRMFへのパスコースを切ったとすると今度はOMFにパスが通せます。
次に右の画像。RMFかOMFにボールが入ると、相手SBに対して2対1の数的優位ができるのでワンツー等を使ってサイドを攻略できます
今回は3トップに対する3バックでのビルドアップ解説でした。
実際はここまでうまくいかないこともありますが、このような考えをもって組み立てることは重要だと思います。
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