今回は今流行りのツリー型をピックアップします。
この記事ではなぜツリー型が強いのかを考えてみたいと思います。
途中、いかにもな感じで5レーン理論がどうとか書きますが、あくまでウイイレにおいての話です。現実のサッカーがどうかは知りません。にわかなので。
まず、ツリー型が強い理由を考えるうえで必要不可欠な5レーン理論について解説したいと思います。
5レーン理論はフィールドを5つに分割することで、サッカーを理論的に理解しようという考え方です。
真ん中のセンターレーンは得点に直結するエリアです。その分相手のプレスも厳しくなり、自由にプレーするのは難しくなります。
大外はサイドレーンといい、得点につなげるにはクロス等が必要になるため守備の優先度は低くなります。
その間がハーフスペース。ここのエリアは相手守備のSBとCBどちらが対応すべきか迷うエリアです。SBが食いつけばサイドレーンがフリーになるし、CBが食いつけばセンターレーンでCFがフリーに。誰も食いつかなければミドルシュートを狙えます。
というようにハーフスペースは相手との駆け引きの上で非常に重要なエリアであることが分かります。
ちなみに今も人気な4312のフォーメーションはセンターレーンを攻略することに特化したフォーメーションだと言えます。前述のようにセンターレーンは得点に直結するので4312が強いのもうなずけます。
この5レーン理論とツリー型を組み合わせて考えると次のようになります。
注目すべきはハーフスペースに選手が2人ずつ配置されていること。
つまりツリー型はハーフスペースで数的優位を作り、攻略するのに適したフォーメーションと言えます。
後はさっき書いたように、相手がこの数的優位を解消するためにSBを出せばこちらのSBがサイドレーンでフリーに、CBを出せばこちらのCFがセンターレーンでフリーに…という感じで相手の守備を崩すことが可能です。
ということでツリー型が強い理由は「5レーン理論において重要なハーフスペースで数的優位を確保できるから」ということになります。
センターレーンを制圧するのが4312、ハーフスペースを制圧するのがツリー型や3241だと考えると、このフォーメーションは4312とは対極にあるのかもしれません。
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