前の記事でも解説しましたがまずは偽9番の基本的な戦術を復習します。
偽9番とは3トップのCFが前線に張り付かず自由に動いてゲームメークし、そのスペースをWGやCMFが使うことで得点をも目指そうというものです。
今回使用する監督はサッリ監督。選手の距離感が近くサイド攻めが偽9番とマッチしています。中央攻めの監督も試しましたが中央が詰まる感じでやや攻めずらかった印象です。
今回のスカッドはこんな感じです。
ここでいう偽9番はSTのベルカンプです。
前述の通り偽9番はゲームメークに関わり、アシストを量産するといったイメージですがこのベルカンプはめちゃくちゃ点を取ります。
偽9番に見せかけて実は1番点を取る。言うなれば偽・偽9番。それがこのスカッドの特徴です。
また後述のプレースタイルを起用することで自陣でも押し込んだ展開でも数的優位を確保しながら前進できます。うまくいけば支配率は60%を超えます。
このスカッドの肝であるSTはチャンスメーカーを起用します。個人的にはベルカンプがかなりマッチしていると思います。
ワンパ、ワンシュー、スルーパス持ちなのでアシストからフィニッシュまでプレーの精度が高いです。他の候補は配布ディバラ、ネイマールなどとにかくパスとフィニッシュの両方で貢献できるチャンスメーカーを起用します。
攻めの際はSTにパスを入れるタイミングが重要です。STを経由しながらパスを回しつつSTが前を向けるタイミングを探ります。前を向ければチャンス到来です。また、押し込んでしまえばWGとのワンツーも狙えます。
WGはインサイドレシーバーを起用します。これによってSTが空けたスペースを的確に突くことができます。RWGは配布メッシで良いと思います。
LWGはソンフンミンやヴィニシウス、ロドリゴなど手持ちと相談してください。WGはアシストも多くなるのでパス数値やワンパ、スルーパスなどがあれば完璧です。
中央のDMFはアンカーもしくはプレーメーカーがおすすめです。ここは守備とパスのバランスが良い選手が良いと思います。アンカーではカマヴィンガやブスケツ、プレーメーカーではライカールト、デヨングなどがおすすめです。
CMFは攻守にわたって活躍できるボックストゥボックスを起用します。3トップは中盤が少ないので攻守のバランスが重要になります。これに関しては候補が多いので自分のBOXと相談してください。
両SBは攻撃的SBを起用します。守備にやや不安がありますが内に絞ったインサイドレシーバーとオーバーラップする攻撃的SBの相性は抜群です。
CBはお好みで良いですが、余裕があればボディコン高めのビルドアップの起用も面白いと思います。CBからビルドアップするときにボディコンが高いと、相手のプレスをいなしながらパスを回せます。
GKはフォアチェック&アグレッシブで裏を取られることもあるので攻撃的GKがおすすめです。
今回は偽9番の人選解説をしました。このスカッドの特徴はポゼッションがしやすさ、そして偽・偽9番です。この特徴を理解して活かせれば圧倒的ポゼッションが可能になります。
今作は偽9番戦術が難しい環境ですが2020が終わる前に良い形を見つけられて良かったです。
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