個人的に今強いと思っているのが3-2-4-1のフォーメーションです。
この記事では攻撃面と守備面から3-2-4-1が強い理由を解説したいと思います。
まず、5レーン理論について解説します。
5レーン理論はフィールドを5つに分割することで、サッカーを理論的に理解しようという考え方です。
真ん中のセンターレーンは得点に直結するエリアです。その分相手のプレスも厳しくなり、自由にプレーするのは難しくなります。
大外はサイドレーンといい、得点につなげるにはクロス等が必要になるため守備の優先度は低くなります。
その間がハーフスペース。ここのエリアは相手守備のSBとCBどちらが対応すべきか迷うエリアです。SBが食いつけばサイドレーンがフリーになるし、CBが食いつけばセンターレーンでCFがフリーに。誰も食いつかなければミドルシュートを狙えます。
というようにハーフスペースは相手との駆け引きの上で非常に重要なエリアであることが分かります。
ちなみに今も人気な4312や疑似3CFのフォーメーションは、センターレーンを攻略することに特化したフォーメーションだと言えます。前述のようにセンターレーンは得点に直結するのでそれらが強いのもうなずけます。
3241と5レーン理論を合わせて考えると、5つのレーンにバランス良く人が配置されていることが分かります。これは他の3バックにはない特徴です。
これによりフィールドを効率よく使った攻めが可能です。つまり、ボールを支配しやすい。
サイドレーンではSMFが1対1を仕掛けたりクロスを上げたり、ハーフスペースではOMFを中心としたコンビネーションで相手DFと駆け引きしたりといった具合です。
また、SMFの存在はサイドの高い位置で駆け引きできるという点で、SBよりもサイドレーンを有効に使うことができます。
疑似3CFは基本的に3バックなのでサイドが空きやすく、SMFの存在が脅威になります。
守備面に関しては流行りの疑似3CFに数的同数での守備ができ、2人のボランチで蓋をする堅い守備が可能なことが強みです。
これに関しては↓↓↓の記事で詳しく解説してるので参考にしてみてください。
3-2-4-1は守備に関しては言うことなしのフォーメーションだと思います。
課題は1トップでの攻撃の工夫です。
これについては人選解説記事を出す予定なので、そこで解説します。お楽しみに。
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。